彼岸花のイメージとエピソード 球根には毒もあるが非常食にもなる

最終更新: 6月16日

「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言いますが、漸く暑い夏も終わり。

9月24日は、中秋の名月だそうです。

月見と言えば、ススキに団子。

優雅な日本家屋に住んでいる訳ではないのですが、遠くに虫の音を聞きながら見晴らしの良い縁側で、昔話に出てきそうな「お月見」を遣ってみたいものです。

ゆっくりとした時間を、何もせずに過ごすのが一番贅沢。

しかし、30分も経たない内にテレビを見たり、パソコン弄ったり。

じっとして居られないのは、贅沢に慣れていない証拠です。



この時期になると毎年、赤い花が田畑の畦道に咲きます。

お彼岸の時期に必ず咲くので、彼岸花と呼ばれます。

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれるこの花は、サンスクリット語で天界に咲く花という意味だそうです。

田舎の道端でこの花を見かけると、今年もまた秋の彼岸が来たのかと感じます。



曼珠沙華の球根には毒があり、食べると吐き気や下痢、酷い時は中枢神経の麻痺を起こし、死に至ることがあるそうです。

田んぼのあぜ道に曼珠沙華が多いのは、毒のある植物を植えることで、小動物から土手や田畑が荒らされるのを防ぐためとも言われています。



また、飢饉などで何も食べるものが無い時は、非常食に用いられたそうです。

水に晒すと毒が抜けるので、非常時には食べることもあったようです。



毒もあるし非常食にもなるので、子供が悪戯すると困る。

だから「彼岸花には毒があるから触っちゃだめ」と、子供が寄りつかないように昔の人は教えていたと言うお話です。



土葬が一般的な時代、お彼岸になると必ず花が咲く彼岸花は、埋葬された場所を示す印にもなっていたとの説もあります。



何となく神秘的で怖い印象を抱いてしまうのは、この花が持っている様々なエピソードが影響しているためかも知れません。



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