夏風邪は治り難い 高温多湿と免疫力低下が原因

最終更新: 6月15日

暑い日が続けば、食欲はなくなり夜は寝苦しい。

それが続けば、体力は落ちるし免疫力も低下します。

夏風邪は、気温や湿度が高くなる時期に多くなるのです。


夏風邪の原因は、人間側の問題だけではありません。

ウイルスにも、この気候が影響しています。

夏風邪には、エンテロウイルスやアデノウイルスなどが多く、これらのウイルスは、高温多湿の環境を好むからです。

ちなみに、エンテロウイルスには、コクサッキーウイルスA・B群、エコーウイルスやエンテロウイルス68~72型が属しています。


夏風邪の代表は、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」です。

小児の感染症として良く知られています。


「手足口病」

コクサッキーA群ウイルスやエンテロウイルス71型の感染で起こす病気です。

その名の通り、掌や足の裏・口の中に小さな水疱が出来るので、このように呼ばれています。

高熱は余りみられませんが、口の中が痛くて食べられなくなることもあります。

感染の原因には数種類のウイルス型があり、一度治ってもまた同じ病気を発症することも珍しくありません。

咳などの飛沫で感染する飛沫感染と、手指を介し感染する接触感染、経口感染で感染します。


「ヘルパンギーナ」

主にコクサッキーウイルスA群の感染で発症します。

コクサッキーウイルスB群、エコーウイルスなどの感染も原因となります。

発熱と口腔粘膜に水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。

代表的な夏風邪で、突然高熱が出ます。

喉の奥に水疱や発赤が出て、水も飲めなくなることがあります。

感染の原因には数種類のウイルス型があり、一度治ってもまた同じ病気を発症することも珍しくありません。

咳などの飛沫で感染する飛沫感染と、手指を介し感染する接触感染、経口感染で感染します。


「プール熱」

アデノウイルス感染によるものです。

咽頭結膜熱という病気の別名です。

名前の通り、咽頭炎と結膜炎と同時に高熱が4~5日続きます。

必ず典型的な症状を起こす訳ではなく、年間を通してみられますが、夏場に塩素濃度が低いプールの水で感染することが多かったので、プール熱と呼ばれています。

咳などの飛沫で感染する飛沫感染と、手指を介し感染する接触感染で感染しますが、タオルの共用も注意が必要です。


冬場とは違い、乾燥するためにウイルスが蔓延するという訳ではなく、夏風邪を起こすウイルスは蒸し暑い気候が適しているのです。

大人の場合、小児より症状が重くなる場合も稀にあります。

夏季休暇のために仕事を詰め込み、疲れた身体で山や海へ出掛けて更に体力を消耗。

加えて気温の高い夏場は食欲も落ち、熱帯夜が続けば熟睡出来ず、免疫力を低下させる原因となります。

ご自分の体力や免疫力が低下した時、ウイルスと出会う機会があれば潜伏期を置いて発症してしまうのです。


夏風邪を起こすウイルスの殆どは、飛沫感染や接触感染です。

喉や腸で増えるので、喉の痛みや咳、腹痛、下痢など、お腹の症状がよくみられます。

身体が重く、喉が腫れて、悪いものを食べた訳でもないのに腹の調子が悪い。

そんな方は、夏風邪かも知れません。


夏風邪は、不眠や食欲不振から免疫力を落とし、発病するものなので治り難いのです。

水分と栄養の補給を行い、休養を心掛けて下さい。

当たり前の事ばかりを申し上げますが、手洗い・うがいの励行もお忘れなく。



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